80〜90年代OEMブランド古着の魅力|“無名の名品”に宿る時代の空気と職人技
2025年10月6日 | FURUGI-BON
今、古着好きの間で再び注目を集めているのが、80〜90年代に作られた OEMブランド(相手先ブランド製造) のアイテムたち。

有名ブランドの裏側で生まれ、同じ工場・同じ技術で生産されながら、ブランド名を持たない“匿名の名品”が人目に付くことなく、埋もれていっています。
本記事では、そんな 80〜90年代OEM古着の魅力・見分け方・価値の理由 を、やさしく解説します。
OEMブランドとは?

OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、他社ブランドの商品を製造する工場やメーカーのこと。80〜90年代は、アメリカや日本を中心に大量生産と品質重視の両立が求められ、表に出ない高品質な製品が数多く生まれました。
80〜90年代という時代背景
- アナログな生産工程が残り、縫製やパターンに“手の癖”が出やすい
- Made in USA / Korea / Japanなど、生産地ごとの個性
- タグ素材・印字方式・ステッチ仕様に時代の空気感が宿る
- アウトドア/ワーク/ミリタリー/スポーツの機能服が強い時代性
OEM古着の魅力

1. 同品質でも価格が手頃
有名ブランドと同じ工場で生産されつつもブランド料が乗らないため、お得に“作りの良さ”を楽しめる掘り出し物が見つかります。
2. 被らない・個性がある
少量流通ゆえに一点物の魅力。細かな仕様差がコレクションの楽しさに。
3. ディテールに職人の味
裏の始末、補強ステッチ、厚手の素材感に当時ならではの手仕事が残っています。
見分け方・チェック項目

タグ・ネームラベル
- 製造国表記(Made in USA/Korea/Japan など)
- 無地タグ・ナンバータグはOEM手掛かり
- 80sは紙質タグやプリント多め、90sは織りネーム化が進行
縫製・ステッチ
- ステッチのピッチと均一性
- 袖口リブ・裏地の始末・ボタンホールの仕上げ
- YKK / TALONなど金具刻印は年代推定の材料
生地の質感
- 厚手コットンやウールなら80sらしさ
- 色褪せ・アタリの出方は90sの風合い
注意点:リプロや復刻との違い
| 比較項目 | 本物の80〜90s OEM古着 | リプロダクト品 |
|---|---|---|
| タグ | 素材・フォントに時代感 | 新しい印字/再現タグ |
| 縫製 | 少しラフで手作業感 | 均一で機械的 |
| 生地 | 自然な経年変化 | 加工による人工的な表情 |
| 香り・風合い | 古布特有で穏やか | 新品の匂い・加工臭 |
保存とメンテナンス
- 湿気を避け、通気性カバーで保管
- タグ・金具は酸化やサビに注意
- アイロンは裏側から低温で
まとめ
80〜90年代のOEMブランド古着は、ロゴでは語れない職人の誇りと時代の空気を今に伝えます。タグをめくり、縫い目を観察し、背景を知ることで、“無名の名品”はあなたのワードローブの主役になります。
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