OEMとは?アパレル業界でよく聞く「OEM・ODM・ライン」を古着屋目線でわかりやすく解説!
🧵 OEMとは?
OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、
「他社ブランドの製品を代わりに作る工場」、またはその仕組みのことを指します。
つまり──
「作る会社」と「売る会社」が別。
あなたがブランドを持っていて、自社で生産設備を持っていない場合、
OEM工場に「こんなスウェットを作ってください」と依頼して、
工場が製造 → あなたのブランドタグを付けて納品、という流れになります。
👕 古着視点でのOEMの実例
たとえば、80〜90年代のアメリカ製スウェットのタグを見ると、
Fruit of the Loom / Jerzees / Screen Stars などの名前がよくありますよね。
これらは「ボディメーカー」と呼ばれ、OEMの代表格です。
高校や企業が自分たちのプリントを入れて販売していた──つまり、
「OEMボディ × オリジナルプリント」 が当時の主流でした。
⚙️ OEMのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ✅ 自社で工場を持たなくていい | ❌ 他社と同じボディになりやすい |
| ✅ 品質が安定している | ❌ 工場の都合に左右される |
| ✅ 自分のブランドタグを付けられる | ❌ 少量生産は割高になる |
古着の世界でも「同じタグだけどプリントが違う」なんてことが多いのは、このOEM構造によるものです。
🧵 ODMとは?OEMとの違い
| 項目 | OEM | ODM |
|---|---|---|
| 意味 | 他社ブランドの製品を製造 | 他社ブランドの製品を設計+製造 |
| デザイン | 依頼側が用意 | 工場が提案 |
| 向いている人 | 自分でデザインを考えたい人 | デザインも任せたい人 |
つまり、
OEM=「レシピを渡して作ってもらう」
ODM=「レシピごと考えてもらう」
という違いです。
🇯🇵 日本国内のOEM/ODM事情
日本国内にも、品質の高いOEMメーカーがたくさんあります。
特に「丸和繊維工業(東京)」「THE FACTORY(群馬)」などは、
少量からでも対応してくれる貴重な国内生産拠点です。
また、最近では「RAKU OEM」や「TOSHO」のように
10〜30枚から対応可能なスモールロットOEMも増えています。
小さな古着屋や個人ブランドにも挑戦しやすい時代になりました。
👔 ライン(Line)とは?
アパレルで使われる「ライン」とは、
ブランド内のシリーズや価格帯の区分 のことです。
例:
- Ralph Lauren → Purple Label(高級)/Polo(メイン)/Chaps(低価格)
- Carhartt → Work Line(作業服)/WIP Line(ファッション向け)
また、工場での「ライン」は「生産ライン(製造工程)」を指すこともあります。
💡 まとめ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| OEM | 他社ブランドの製品を製造(仕様は依頼側が決定) |
| ODM | デザインから製造まで工場が提案 |
| ライン | ブランド内の区分または製造工程 |
OEMやODMの仕組みを理解すると、
古着の裏側や現行ブランドの作り方がぐっと見えてきます。
オリジナルブランドを立ち上げたい古着屋さんにとっても、
「OEMで作る」という選択肢は新しいスタートのきっかけになります。
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