NIKEがちょっと迷ってた頃の、変なナイロンジャケット
ぱっと見は、NIKEのMA-1。
でも、丈がロングで、ポケットの位置も独特。
背中には大きなSWOOSH(スウッシュ)が入っていて、見た瞬間に「なんやこれ…」ってなる。
NIKE Sportswear(NSW)の“実験っぽさ”がそのまま形になった、クセ強ナイロンジャケットです。

色は、マスタード寄りのイエロー。
裏地はネイビーのカモ柄で、ここも“スポーツブランドのノリ”が残ってる。
中綿入りで、軽いのにちゃんと防寒できるタイプです。

このジャケットの“クセ”ポイント
① ロング丈 × MA-1
短丈のMA-1が多い中で、これは“コート寄り”。
それだけで、着た時の雰囲気がガラッと変わります。
② 袖ポケット(フライトジャケットの文脈)
いわゆるMA-1のディテールは踏襲しつつ、
NIKEらしい“街着”への寄せ方が見えます。

③ 胸の「NSW」刺繍
この一着の立ち位置を、そのまま表してる刺繍。
“NIKE Sportswear”の文脈で作られた服です。

なぜ、こんなNIKEが生まれたのか
2000年代後半、NIKEは少しだけ方向を変えようとしていました。
「スポーツだけのブランド」から、
“日常でも着られる服”を模索していた時期です。
adidasがライフスタイル路線を強める中、
NIKEもまた、スニーカーだけでなく
服そのものをファッションとして着せたいと考え始めました。
そこで生まれたのが、Sportswear(NSW)という文脈。
このジャケットを分解すると、
MA-1型(ミリタリー由来)
ロング丈(都市生活向け)
ナイロン+中綿(スポーツ技術の転用)
――そんな要素が重なっています。
たぶん、NIKEはここで
「競技じゃないNIKE」を作ろうとしていた。
ただ、
洗練しきれず、
ストリートにも振り切れず、
アウトドアにもなりきれなかった。
だから今見ると、
この服は少しだけ、変に見える。
裏地・中綿の雰囲気
裏地はネイビー系のカモ柄。
表の“イエロー単色”とのギャップが気持ちいい。
中綿入りで、見た目よりしっかり暖かいタイプです。

サイズ・素材
- 表記サイズ:M
- 肩幅:48cm
- 身幅:54cm
- 袖丈:56cm
- 着丈:82cm
- 素材:表地 ナイロン / リブ ポリエステル+スパンデックス / 裏地 ポリエステル / 中綿 ポリエステル
- 生産国:MADE IN CHINA
販売価格:9,800円+税

コンディション
古着のため、全体的に使用感があります。
フロント部分に薄い汚れ、リブ部分に着用に伴うスレが見られます。
いずれも着用時に大きく目立つものではありませんが、
状態については、写真をご確認のうえ、ご検討ください。


スタイリングの提案
これ、正攻法でキメるより、
「普通の服に、これだけ足す」くらいが一番かわいい。
- デニム+スニーカー(いつもの格好に“変さ”を一滴)
- 黒のスラックス(上だけ遊ぶ)
- インナーは白〜ネイビー(裏地カモの色を拾う)


最後に
古着って、名作だけが正解じゃない。
こういう“ちょっと変な試作品っぽい服”にも、時代の空気が残ってる。
BONは、その面白さも、ちゃんと残して売りたいと思っています☕️
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